介護の仕事に興味を持っているなら、「ホームヘルパー」として活躍するのも賢い選択だ。比較的時間の融通が利きやすいホームヘルパーなら、子育てや家事で忙しい状況でも無理なく続けることが出来るだろう。事業所に所属してしまえば都合に合わせた形で仕事をこなすことが可能であるし、家事や子育てと両立させている事例は数多く存在する。
また、ホームヘルパーにもキャリアアップの道は開かれているため、将来的な見通しを立てて経験を積むことが出来る。キャリアアップの選択肢としては、「サービス提供責任者」がある。サービス提供責任者は、利用者側とホームヘルパーの間に入り、様々な調整を行う管理職的な立場にある。利用者各々の状況に合わせ、介護計画の立案やヘルパーへの業務伝達など、訪問介護全般の段取りを取り仕切っていく。
当然、ホームヘルパーからサービス提供責任者へのキャリアアップを果たせば、収入面の充実も見込める。そして、これまで培った経験を管理する立場として存分に発揮することが出来るため、やりがいのあるポジションでもある。
初任者研修の1つ上の資格、実務者研修を修了すれば、サービス提供責任者を目指すことが出来る。無資格の状態から実務者研修を受けることも可能なため、キャリアアップを重視するなら腰を据えて上級資格にチャレンジしてみるのも1つの手段だ。最初に実務者研修を修了してしまえば、資格の問題にとらわれることなく、ホームヘルパーからサービス提供責任者へのスムーズなステップアップが果たせるだろう。
また、更に別のキャリアアップのルートは「在宅ヘルパーの先を目指して」というサイトのページから知ることが出来る。